2021年04月27日
いつも市民ネットワーク・かしわの活動にご理解とご協力をいただきまして、誠にありがとうございます。
4月23日に、空間放射線量測定・電磁波測定を実施しました。
東日本大震災による原発事故から今年で10年が経ちました。原発事故で漏れ出た放射線により、柏市は当時ホットスポットとなりました。市民ネットワーク・かしわでは、それ以来、定期・不定期に放射線量測定を柏市内で実施しています。2011年3月11日のあの事故を忘れないためにも実施を継続する意義があると私たちは考え継続しています。
2011年からの測定記録は、今後、一覧数値とグラフ化し、ホームページにて公表して参ります。
電磁波測定は今回が初めての実施です。市民ネットワーク・かしわで電磁波測定器を用意し、柏市内のさまざまな場所を測定していきます。先日行った学習会『知らないままで大丈夫?暮らしの中の電磁波被ばく~迫りくる5G時代~』で講師をしていただいたNPO法人 市民科学研究室 代表理事 上田昌文さんに、今後詳しい測定の仕方を教えていただきながら、発信していきたいと考えています。
上田昌文さんのお話にもありましたが、今までの歴史を振り返ってみれば、産業を優先した結果、被害に苦しんできた人々がいるのです。豊かで便利な生活を求めた結果として、同じ間違いを繰り返すことになるかもしれません。
影響を受けやすい、発達段階にある子どもたちの健やかな成長を妨げる可能性があるのなら、できる対策をしていくべきだと考えます。
まずは知り、ひとりひとりが考え、未来に誇れる社会を地域からつくっていきましょう。
私たち市民ができることがあるはずです。
これからも私たちは市民の皆さんとともに学んでいきたいと考えております。
※今回は、線量の増加は見られませんでした。正確な数値や過去のデータは近日中にホームページ上でも公開する予定です。
電磁波の測定については、市民の方々に情報を見える形で公表していけたらと考えています。
事務局:М・H
カテゴリ:お知らせ